Like back in home.
10月の最終日曜は今年一番走ったであろうトレイルへ。
ちょうど寒気が入ってきた日だったので、とにかくサブかった...
動いてれば問題ないが、止まって補給してる時間が3分も経てば汗が己の体を冷やす。
と言うが、この日もほとんどノースリーブだったので何か着ろよってことだ。
吐く息は白く、空は完全に冬。体は冷えても秋の紅葉が気持ちを晴れにしてくれた。
あまりに寒かったので当初の予定の6,7割で下山した。
途中、高齢者パーティーと遭遇し、おやま話。
「若さってのはパワーだよねぇ~。」ってこの日も言われたけどもうそんなに若くない…笑(まだまだガンガン走れる自信はありますが。)
予定より早く下りたので1年ぶりの『はなゆう』
<かけそば>と<かきあげそば>の値段が一緒で、あごだしのスープは走った後なら必ず飲み干してしまうウマさ。
衝撃だったのは値段が改定されていた!!!<かきあげそば>はかきあげ分の料金を払わなくてはいけない。至って普通(笑)
翌月曜日も休みだったので、午前中に激坂コースへ。この日も直前でコースを変えた。
日曜の寒さを受けて標高500mくらいの里山を走ろうと思っていたが、車で移動中いやに騒がしさが気になった。月曜日だから通勤で行きかう車が多いのは当然だがこっちは完璧に休みモード。人気の少ない、街には出ない所に行きたくなった。
前日もそうっだったけど、両日走ったトレイルはどちらも最後に走ったのは6月。久しぶりのはずなんだが夢の中でこのトレイルを毎日走っていたかのような親しみを感じた。
今シーズンは来れてあと1回か。
生活路。
二週間くらい前にどうしても今年中に行ってみたかった『道』へ行ってきた。
一里(約3.9km)ごとに観音様が鎮座している。隣の國へ行くために山を超え、行商がモノを売るために行き来した昔の生活路だ。
登山道はどれも歴史ある道に違いはないと思うが「山を登るために整備された道」ではなく、「生活をするのに必要な道」にロマンとでも言うのか強い魅力を感じた。
地図を見て予想した通り、なだらかな上りが延々と続く。僕らはランスタイルで行ったのでその緩やかな走れてしまう登りは気持ちがよさ過ぎた。
しかし、ちょっと時間のネジを巻き戻して同じ道を通った人の姿は背負子に炭やら何やらを積んで片道20㎞以上はある山道を淡々と歩んでいたに違いない。
人ひとりが通ることのできる幅さえあれば十分で、足元には荒々しい苔や倒木が横たわっている。
山中を歩くことだけでさえ大変な労苦を要するというのに、この道は誰かによってつくられた。現代ではチェーンソーで木を切って、草刈機で下草を刈ればどうってことないが、無論そんなものもなかったであろう。そんなことも考えてしまう。
人の往来がどれだけ盛んだったのかは知らない。
奥深く、人気の少ない山が好きなんだなぁ。
おやま三昧。
最後にネタをアップしてから約二か月、ほぼ毎週のように山へ行っていた気がする。
北信五岳のうちの一座、戸隠山。一般ルートでも要注意。ヘルメットが必要な理由がわかる。
白馬鑓温泉again。メンバー、天候にも恵まれ、(他含め笑)最高の温泉山行だった。
不帰キレット。(人影は後ろからすごいスピードで来たオレンジ色の人たち。)
関西のおねーさま方と。
今年の自分の中でのテーマは『ひとりではなく誰かと山に行く機会を多く持つ』こと。
もちろん相変わらず一人で山へ行くことも多かったが、今年ほど友人と一緒に山へ行ったことはなかった。
何か変化が欲しくて、他の人から色々学べるんじゃないかと思ってそうした。
それでよかった。それがよかった。
今後の選択に良い影響を与えて頂いた。
なんかものすごく抽象的な自己完結な内容になってしまった。
気が向いたら各山行の内容をアップしよ。
K2K(上高地to上高地)
2016/8/14.15
今回はここにテントを張って要らない荷物は全部テントにおいて、軽装で周辺の山を巡ることにした。
初日は徳澤から蝶、常念、大天井を経て槍沢を下りて戻った。
天候に恵まれ暑さで頭痛がするくらいだった。行程は約12時間。
もっと行けると思っていたけれど、治してない足裏のケガと体力があまりないことに気づく。
2日間あったので、荷物は預けてぶっ通しでビバークの用意だけ持って走ることもちょっとだけ考えたけど気持ちが今はのらなかった。やらなくて正解だったかな。
初めていく山に対しても最近ワクワクしない。こんな絶景を見ておきながら失礼極まりない。綺麗だなと思うのは確かなのだけれど、心のどこかでこんな簡単に来れてしまっていいのだろうかと物足りなさを感じる。
安くはない交通費を払って、滅多に来れない場所に来て、パパッと予定の山行をこなしているだけな気がしてならない。普通はそれで十分なはずなのだが…
自分の中で気持ちのブレが生じている。
それでも、今回この山域に来た理由は山小屋の友人に会いに行くため。
そのミッションはクリアした。
2日目は岳沢、前穂、奥穂、山荘、ザイテンで涸沢小屋、本谷~上高地。
天気は崩れ、景色は望めなかったものの不思議と1日目よりも楽しかった。
それはやはり目的があったから。また山の上の友人に久しぶりにあえて元気を貰えたからに他ならない。
穂高岳山荘ではカレーやら温かい飲み物やらをごちそうになりながら、談笑。
上高地から3時間で来たと言ったら「変態(笑)」と笑われた。
続く涸沢小屋では、穂高で1時間もゆっくりしてしまい、雨も降っていたので滞在時間は短かった。顔を合わせるだけでも元気を貰えるのは山という、人里離れたアルプスの高所環境が余計に再会の喜びを感じさせてくれるのだろうか。
カレーがうまい徳澤園。
下りてきてバスを待っていた15時過ぎ。山の視界が晴れ、小屋の友人からも「晴れてきましたね笑」とラインが入った。
まあこんな日もある。雨でも十分楽しかった。台風でその後2日のお山は見送りになったけど...
色々考えさせられることがあったので、次の行動に活かせそうだ。
お鉢巡りならぬ、お山巡り。
7月の頭に八ヶ岳に行って以降、山に行きたい、走りたいという気も起らず、時間的制限もあったせいか普段の帰宅ラン等もほとんどしなかった。
これじゃ、まずい。というかそろそろお山にでも行こうかなと思ったのが7月末。あまり気が進まなかったのだけれど、贅沢にも一人でレンタカーも予約してしまったのでどこか行ったことない山に行こう!と決めた。
そして行ってきたお山は、庚申山。(皇海山は時間の都合上、今回パス。)
この山を登るためだけに埼玉から車を走らせるのは贅沢すぎる。前日、赤城山と湖畔の周りをちょろっと走って「明日は何処へいこうか?」とグダグダしていた。
赤城山がそこまで山としては面白くなかったので、(車でだいぶ上がってしまったせいだ。。。)もうちょっと荒っぽい感じのところを探していた。
前情報も何もなかったが、北関東圏の山地図は適当に持ってきていた。
当初は皇海山に行こうか行くまいか悩んでいた。滅多に来れる場所でもないし。
しかし、足の調子や体力の落ち具合、モチベーションを考え庚申山をゆっくり堪能することにした。
行って正解だったと思う。
庚申山の頂は過ぎて、この展望。雲に覆われた皇海山(すかいさん)
庚申山のピークは地味だ。展望も何もない。しかし、ここに至るまでの道が素晴らしい雰囲気を漂わせている。
山頂までの分岐点。
庚申山を開山したのは日光の山々を開山した上道上人様。その存在の是非も確かではないほど、資料が残っていないらしい。
お山巡りの道は上級者向けと書いてあるが、しっかり整備されている道だった。
巨岩、奇岩が立ち並び思わず立ち止まり上を見上げていると口があいていることがしばしば(笑)
道中、出くわしたのはカップル1組だけだった。日曜日だったのでもっと人がいるかとも思っていたが、小屋を朝早くに出てみんな皇海山にでも行ったのだろうか。
(駐車場には車があった。)
何にせよ、この人とほとんど会わなかったということが、この山の雰囲気、魅力を更に引き出してくれたと思うと良い日を選んだ。
自然の、大地の偉大さを感じ取れる山行だった。次回は皇海山も。
八ヶ岳 2016.07.01
八ヶ岳と言えば自分の中では今はなき”OSJ YATSUGATAKE SUPER TRAIL”(八ヶ岳山麓ぐるっと1周コース。2012,2013に開催。両年出場。)の印象が圧倒的に強く、氷点下の中走ったり、蜂に刺されながらもゴールした思い出がすぐ浮かぶ。
今回は4年ぶりに稜線の縦走。
小淵沢から麦草峠まで稜線伝いで、その後まき道で北八ヶ岳ロープウェイで下山した。最終バスの時間がギリギリで、だめだったら蓼科山まで行って全部のぼって下山後途方に暮れようかとも思ったけど間に合って良かった(笑)
(ロープウェイ片道1000円。途中、赤岳展望荘で買った500mlの水2本、1000円。朝コンビニで買ったおにぎり、行動食、水など1000円。根石岳山荘の水、無料。)
今回の縦走目的としてはトレイルの状況確認(どんなトレイルなのか)で、前から言っている奥秩父縦走後の八ヶ岳縦走が全部で48時間以内に可能かどうかを探りに来た。本当はこんな下見をしないでぶっつけでやって、できちゃいました!が1番格好いい。未知のトレイルに突っ込むという冒険要素も楽しむことができるが、今回はある程度、計算、計画的にやりたい。
(主峰、赤岳。展望荘で働く知人にコーヒーをごちそうして頂いた。)
今回の下見から、W縦走は時間的に可能ではないかと思えてきた。
観音平を朝5時半くらいに出発し、麦草峠に13時40分くらいに到着。所要時間がわからないところは清里から八ヶ岳の登山口間と麦草峠から下山口の間だ。
ただ余り楽観視できない所もある。2日を要するのだから休憩、仮眠の時間は絶対必要。装備をどこまで軽くできるのか。夜間パートをどこに持ってくるかなどなど問題は尽きない。
「できるかどうかわからないことに挑戦する。」そのワクワク感と挑戦するまでのプロセスを積み重ねていくことが今の僕には大切だと思っていて、レースという形ではあまりそれをする気がしない、ワクワクしない、自分のスタイルにあわないので自分でこのW縦走(FKTとも言うだろう。)を思いついた。
また僕の中でFKTと聞いたらいくつもの山々を越えて、終わった後はボロボロだけど、やりきった笑顔の姿しか思い浮かばない。だからそれにはそれ相応の山々に力を借りなければならないと勝手に思っていて、奥秩父と八ヶ岳はそれに応えてくれそうな気がする。
(阿弥陀岳に気を取られちゃダメよ。カモシカさんに気づいてw)
次回はいよいよ本番になるだろう。あとは一緒にやってくれる人、協力してくれる人が揃って体調を整えたら準備万端だ。