-TSUNATORI(綱取り)- 森ノ山 奥秩父部屋 (はっけよぉい!雁峠まで)

旅の経緯とスタート~雲取山まではこちら。

春の奥秩父縦走路 - the longer the higher

-TSUNATORI(綱取り)- 森ノ山 奥秩父部屋 (雲取山まで) - the longer the higher

 

雲取山では全く止まることなく先へ、ここからが奥秩父縦走路です。雲取山から雁峠(がんとうげ)辺りまでは主に山のやや南の斜面につくられた道を行きます。

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 次に目指すは飛龍山。ピークはルートから外れ、登るのであれば山頂へ行って、戻ってこなければなりません。前回はパスし、今回は登るつもりでいました。

左手には恐らくそれであろう、大菩薩連嶺や山梨の山々が見えます。いつもお世話になっている山と高原地図雲取山両神山金峰山・甲武信。地図を広げると実は横長ではなく縦長で、南北にも山々が並び、奥秩父縦走路につながっているのです。

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(飛ぶ龍が如く、飛龍山。丹波山村から飛龍山への道はまるで竜の背のよう。)

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(飛龍山付近。倒れた木さえも龍に見えた。)

飛龍山頂へ向かう分岐に着きましたが、ここで再度睡魔との格闘が始まっていました。まだ日が高かったので、日の出ているうちに地べたで寝転がって休むか、小屋についたところで寝るか、そして飛龍山頂はどうするのか。
なかなか来られる場所ではありませんが、結局山頂へは登らず分岐にある祠に「また来ます。」と告げて先を進むことにしました。

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(飛龍山頂、丹波山村雲取山、次なる将監峠への分岐)

飛龍山は断念しましたが、もうひとつ楽しみにしていた場所があります。

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それが禿岩(はげいわ)です。今回は雲でそこまで景色を見渡せませんでしたが、前回ここに立ち、見下ろす景色は圧巻でした。奥秩父縦走路を繋ぐ山々が俗に”東アルプス”と呼ばれるに相応しい山であることを確信した場所でありました。

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どこで寝ようかと考えながら眠気を押し切り将監峠へ到着しました。

日没前まで行動して着きそうな場所が雁峠避難小屋、眠いのを更に押し切って泊まれるのは破風山避難小屋。どちらで寝るにせよ3時間程仮眠をとろうと考えていました。

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ひどい顔してますが、眠いところでのアップダウンはかなりきます。ここまで来ればお隣の笠取山を登って下れば雁峠避難小屋です。

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唐松尾山のあと、実は迷いました。笠取山頂を通り雁峠へ向かうルートと、山頂を迂回して雁峠へ向かうルートがありました。眠かったこともあり、もう目の前にある道しか見てません。山頂を通る予定で進んでいたはずなのに、下りすぎていることに気づき戻ることに。しかし、戻っても分岐がよくわからない…前回はピークをしっかり通ったことだけは覚えていますが、どういう道だったかまでは覚えてなかったのです。

仕方なく迂回ルートで合流することに。

f:id:mhbg2012:20160521063319j:plain(合流し、振り返ると悔しいほどに綺麗な頂が…)

これからは夜間走ということもあり眠いまま進むとえらい目にあうので雁峠避難小屋で休むことに。疲れた心身にこの夕焼けはちょっとしたご褒美でした。

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無事避難小屋に着き仮眠をとりますが、ここでの判断が後半にひびくことに...

 

続く。