K2K(上高地to上高地)

2016/8/14.15

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上高地河童橋を過ぎたところに小梨平キャンプ場がある。

今回はここにテントを張って要らない荷物は全部テントにおいて、軽装で周辺の山を巡ることにした。

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初日は徳澤から蝶、常念、大天井を経て槍沢を下りて戻った。

天候に恵まれ暑さで頭痛がするくらいだった。行程は約12時間。

もっと行けると思っていたけれど、治してない足裏のケガと体力があまりないことに気づく。

2日間あったので、荷物は預けてぶっ通しでビバークの用意だけ持って走ることもちょっとだけ考えたけど気持ちが今はのらなかった。やらなくて正解だったかな。

初めていく山に対しても最近ワクワクしない。こんな絶景を見ておきながら失礼極まりない。綺麗だなと思うのは確かなのだけれど、心のどこかでこんな簡単に来れてしまっていいのだろうかと物足りなさを感じる。

 

安くはない交通費を払って、滅多に来れない場所に来て、パパッと予定の山行をこなしているだけな気がしてならない。普通はそれで十分なはずなのだが…
自分の中で気持ちのブレが生じている。


それでも、今回この山域に来た理由は山小屋の友人に会いに行くため。
そのミッションはクリアした。

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2日目は岳沢、前穂、奥穂、山荘、ザイテンで涸沢小屋、本谷~上高地

 

天気は崩れ、景色は望めなかったものの不思議と1日目よりも楽しかった。

それはやはり目的があったから。また山の上の友人に久しぶりにあえて元気を貰えたからに他ならない。

穂高岳山荘ではカレーやら温かい飲み物やらをごちそうになりながら、談笑。

上高地から3時間で来たと言ったら「変態(笑)」と笑われた。

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続く涸沢小屋では、穂高で1時間もゆっくりしてしまい、雨も降っていたので滞在時間は短かった。顔を合わせるだけでも元気を貰えるのは山という、人里離れたアルプスの高所環境が余計に再会の喜びを感じさせてくれるのだろうか。

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カレーがうまい徳澤園。

 

下りてきてバスを待っていた15時過ぎ。山の視界が晴れ、小屋の友人からも「晴れてきましたね笑」とラインが入った。

まあこんな日もある。雨でも十分楽しかった。台風でその後2日のお山は見送りになったけど...

色々考えさせられることがあったので、次の行動に活かせそうだ。