秘密基地で。
この週末、遠いところから山を走るためだけに仲間たちが駆けつけてくれた。
フィールドはもちろん奥秩父山域。僕が”ホーム”と呼んではいるものの、まだまだ行ったことがないルートが数多くある懐の深い山域だ。
帰りの都合上、移動を含めまる2日。うだる暑さの中、正午にスタートし、ゴールまで走ったのは24時間を超える。
コースは僕が今まで走った中で忘れられない、いつでも走りたいと思う場所。周りの風景やトレイルの美しさに心打たれた場所。
地図には明確に記されているので誰にでも行く権利はある。ただ、ぼく自身はこの場所を大っぴらにSNS上なんかで「○○行ってきました!」などの公表は避けたいお気に入りの場所だ。それでもこの素晴らしいトレイルを独り占めにしておくのはもったいない。
実は今回のコース、自分では通しで走ったことがない。皆を招く前に走りたかったが時間がなかった。でもトレイルランに、山に情熱を持っている仲間がひとつなぎにしてくれれば自分が走らなくたっていいと思ってた。
時期がもう少し早い方がよかったのは皆が暑さでやられてしまったことを見れば、言うまでもない。
過酷なコンディションの中、辛いだろうけど最後まで自力で脚を動かす姿は本当に格好良かった。普段は一緒になって走っているだけで、走っていることが別段格好イイだとか思わなかった。
その反面、満身創痍で歩く皆の姿とサポートと応援で走っていただけの元気な自分の体とのギャップに複雑な心境も覚えた。
「自分もやっぱり走りたかった。」
トレイルランへの熱は冷めない。
Special thanks to the all of runners and supporters!!